施設紹介立教大学 スポーツウエルネス学部/大学院スポーツウエルネス学研究科

新座キャンパス 9号館 [新棟]

スポーツウエルネス学部の教育研究活動の拠点となる新棟が、2025年4月完成しました。

スポーツデータ解析室、バイオメカニクス実験室、スポーツ栄養学実験室などの最新のスポーツ教育・研究のための設備を備えたウエルネス・ステーションとしてキャンパス全体のパブリックスペースを創り出します。
学生・教職員だけではなく、地域の人々にも開かれた施設として、健康やウエルネスに関心を持つ人々の交流と情報発信の場となり、ウエルネス社会の構築に向けた取り組みの中心になることが期待されます。

エントランスホール

ラーニングホール

多目的スペース

ラウンジ

9号館実験室エリア

生化学実験室

生化学実験室では大腸菌や酵母を用いた遺伝子組み換え実験や生化学実験を行っています。簡易型クリーンベンチなど微生物を扱うための機器やタイムラプス撮影が可能な蛍光顕微鏡も設置されています。その他に、液体クロマトグラフによる微量成分分析や、動物の組織切片を作成して組織学的観察も行っています。

バイオメカニクス実験室

バイオメカニクス実験室では、モーションキャプチャシステム、高速度カメラ、フォースプレートなどを用いて身体動作や衝突現象を計測します。分析において筋骨格モデルや有限要素解析ソフトウェアを使用することができます。実験室に隣接するタータン走路や人工芝多目的コートで実験を実施することも可能です。

スポーツ・運動心理学実験室

スポーツ・運動心理学実験室では、脳活動を測定する機器やコンピューターによる認知テストを用いて、心と体とパフォーマンスの関係を実験状況を室内に限定して、科学的に研究することが出来ます。電磁波の影響を受けないで脳活動を測定できるように、実験室内にはシールドルームが設置されています。

スポーツ栄養学実験室

ドイツ製のスチームコンベクションオーブンを備え、アスリート向けの高タンパク・低脂肪の食品をはじめとする『機能性食品の研究開発』を行なっています。また、学生用オーブンレンジを6台有し、IH調理台も完備しており、最大24名が同時に調理・試食することができる『食育の実践』の場でもあります。

スポーツデータ解析室

近年、スポーツ分野では多種多様なデータが収集されており、それらを解析するための機器を備えたのがスポーツデータ解析室です。ここでは、スポーツ活動の映像・画像データや動作を記録したデータ、健康診断や体力測定の結果、さらにウェアラブルデバイスから取得するコンディショニングデータなどを活用し、解析手法を理論と実践の両面から学びます。

スポーツ・環境生理学実験室

運動中やさまざまな環境条件下での呼吸循環機能、体温調節機能などの生理学的反応を測定し、トレーニング効果や運動パフォーマンスを向上させる方法や手段を検証するための実験を行うことができます。実験室内には下り勾配も可能なトレッドミルが設置されていて、温度、湿度、酸素濃度の調整が可能な人工気候室の機能も備わっています。

スポーツパフォーマンス測定室

その他施設

その他施設等

生体分子解析センター1、生体分子解析センター2

生体分子解析センター1では、質量分析装置を用いて生体中のメラトニンやコルチゾールといった各種ホルモンやその他の微量物質の定量を行っています。また、リアルタイムPCR装置を用いた遺伝子発現の解析も行うことができます。センター内のクリーンルームでは様々な種類の細胞培養実験を行っています。
生体分子解析センター2では、ラットやマウス、キンギョといった実験動物の飼育を行っており、不安や記憶能力を行動試験によって評価しています。また、小型体温計を用いたテレメトリーシステムにより深部体温、心拍数、活動量、マイクロダイアリシス装置を用いて、脳内神経伝達物質の量的変化をリアルタイムに計測することが出来ます。

メディカル&コンディショニング・センター

医療系国家資格(整形外科医、内科医、鍼灸師)やアスレティックトレーナー(JSPO-AT)の有資格スタッフが、学生トレーナーとともに医学的サポートを通して、立教大学体育会と立教中学校・高等学校体育部の選手のために活動をしています。
コンディショニングのための測定機器や治療機器も揃っています。

ビオトープ

体育館に隣接するビオトープは、生物多様性の保全と学生のウエルネス向上を目的に整備を進めています。水辺や草地など多様な環境を再現し、トンボやメダカ、野鳥、在来植物など、さまざまな生きものの姿が観察できるようになる予定です。学生によるモニタリングや整備活動を通して、自然との共生や生態系のつながりを体験的に学ぶことができ、心身の健康を育む場としての活用も目指しています。

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