グローバルビジョン・社会連携スポーツウエルネス学部

スポーツを通した国際交流

ボーダレスなフィールドでの国際交流

ブータンで体育指導をする卒業生

スポーツやウエルネスの分野は国境や言葉を超えたコミュニケーションを可能とすることから、スポーツウエルネス学部は国際交流にも力を入れています。その第一歩として、学部開設の初年度には、正課授業である「異文化スタディ」をシンガポールで実施しました。
今後も、東南アジア、オセアニア、欧米などのフィールドで国際交流や異文化を体験できるプログラムや海外でのキャリアを考えるきっかけになるようなプログラム、海外の研究者や優秀な指導者を招いてのワークショップの開催など、スポーツウエルネス学部独自のプログラムの開拓を予定しています。また、学部のプログラムだけではなく、立教大学全体でもさまざまな海外プログラムを提供していることから、積極的に海外プログラムに挑戦することができます。
大学生活の中で、語学を身に付けることよりも諸外国の言葉を使用して学ぶことができるように、グローバルな視点を身に付けてほしいと考えています。

異文化スタディ

グローバルな視点を育む海外プログラム

アルビレックス新潟シンガポールでの海外プログラム
異文化スタディはスポーツウエルネス学部の正課科目です。出発前に事前学習を行ってから、海外プログラムに参加し、帰国後には事後学習を実施しています。海外プログラムでは、現地の人と交流をしながら、異なる生活や文化、価値観に触れ、異文化を体験します。また、外国人と積極的にコミュニケーションをとり、グローバルなマインドを身につけることも目標としています。

充実した事前・事後学習
海外プログラム出発前には、現地情報調査や履修者同士の英語によるコミュニケーションやディスカッションなどの事前学習を実施します。帰国後には最終プレゼンテーションやプログラム全体の振り返りを行います。自身の将来への展望を視野に入れ、プログラムのアウトプットを意識した事後学習を行うことで、学びを深めます。

かけがえのないチャレンジの場
海外プログラムでの学びは、日本と異なる文化や新たな価値観に触れ、日本の当たり前が世界の当たり前ではなく様々な考え方があることを知ることで、視野を広げられる絶好の機会です。自分の可能性を広げ、将来やりたいことを明確にするための、かけがえのないチャレンジの場です。

参加者の声

■初めての海外で不安もありましたが、プログラムを通して海外で様々な経験をすることができ、とても剌激的な日々でした。

■海外プロサッカークラプのCEOと企業の社長による講義では、日本で生活していると気づかない視野の広さや、行動することの重要性を学びました。

■街頭調査では、現地の人に英語でインタビューをするという大きなチャレンジを経験。チームで協力し、最後までやり遂げられたことが、普段なかなか経験できない大きな学びとなりました。

■調査結果をまとめ、現地で中間報告、帰国後の事後学習にて最終プレゼンを実施。海外プロサッカークラプのCEOとスタッフからの質疑応答によって、さらに学びを深めることができました。

留学体験談

パラリンピック発祥の地でのボランティア活動
星河 賛美さん/2022年度4年次
留学先:イギリス


私は1年次の秋学期に、大学から紹介された車いすバスケの国際大会にボランティアとして参加しました。国籍やしょうがいの有無、性別、年齢に関係なく、1つの大会を作り上げていることに圧倒されました。また同時に、悔しい思い出もあります。私は英語に自信がなく、海外チームのスタッフに話しかけられ、上手く会話をすることが出来ませんでした。この出来事をきっかけに、スポーツを通じて国内外問わずさまざまな人と交流をしたいと思うようになりました。そして大学4年を休学しイギリスの特別支援学校で、体育教員アシスタントのボランティアを始めました。現在は、朝の9時から夕方5時までの週5日、6歳から18歳の身体しょうがいを持つ学生と過ごしています。主な活動としては、授業の準備、生徒のサポート、授業進行の補助です。水泳の授業では、学生のレベルに応じて理学療法士と共にハイドロセラピー、ミニゲーム、水泳の泳法練習など学生が主体的に参加できるレッスンを行なっています。また、お昼休みにはボッチャの大会を控えた学生の練習相手をしたり、テーブル・クリケットやボウリングをしたりしています。学生の多くは発話しょうがいがあるため、ネイティブでない私が上手く会話できるのだろうかと不安がありました。しかし、一緒にスポーツをすることですぐに打ち解け、手話やさまざまなコミュニケーション方法を生徒から学ぶことが出来ました。また地元の人とフットサルをしたり、国際色豊かな友人たちとトレッキングをしたりして楽しんでいます。私はこの海外での経験を通して、スポーツの持つ人と人とを繋ぐ力を実感しました。復学後は、スポーツの可能性についてより深く学んでいきたいです。
スポーツウエルネス学科での学びをきっかけにドイツ留学
加藤 森さん/2018年3月卒業
留学先:ドイツ


私は2016年に学部3年生を終えた際に休学し、1年間ドイツへ留学しました。留学を決めた理由としては、大学の講義でドイツのスポーツクラブが日本の部活や地域のスポーツクラブと異なる性質を持っていることに関心を持ち、実際に現地のスポーツクラブで活動したいと思ったためです。また、幼少期からフロアボールという体育館で行うホッケーに取り組んでいたので、海外のチームでプレーしたいという思いも留学を決めた理由でした。留学先での生活は非常に刺激的なものでした。私は留学期間中はシェアハウスで外国人と暮らしていたので、否が応でも互いの文化や価値観の違いを体感することができました。また、私が所属したクラブはいわゆる地域のスポーツクラブでしたが、サッカーグラウンド2面、体育館2つ、プール、テニスコート、トレーニングジム、バーが併設されている等々、加入初日にその規模の大きさに愕然としたことを鮮明に覚えています。フロアボールを通じて、友人ができたり、色々なところへ遠征したことも良い思い出となっています。帰国後は留学の経験を活かし、日本の地域スポーツクラブに関する卒業論文を執筆し、その後は修士課程へ進んで研究していました。私はスポーツウエルネス学科でスポーツに関する幅広い分野に触れる機会をいただき、専門で勉強したいと思える分野に出会うことができました。皆さんも自分の最も関心のある分野に出会い、海外留学にも興味があれば、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。もちろん、留学までの準備や帰国後の手続きなどに労力や時間を必要としますが、そうした苦労以上に一生の宝物のような、貴重な体験をすることができると思います。
※コミュニティ福祉学部 スポーツウエルネス学科の学生および卒業生

eスポーツに関する社会連携プロジェクト

立教大学をeスポーツで盛り上げよう!

eスポーツに取り組む東京ヴェルディの選手たち

立教大学スポーツウエルネス学部は、一般社団法人東京ヴェルディクラブなどと協力しながら、スポーツ科学、スポーツウエルネス学の知見を基に、よりよい街づくり、人づくりに資する研究開発や実証実験をeスポーツを題材に学部をあげて取り組んで行くことになりました。eスポーツ科学を通じ、eスポーツを「する」「みる」「ささえる」すべての人々に役立つ確かなエビデンスを構築し、それに基づく新たなサービスやプレースタイルを開発・普及することで、ウエルネス社会への貢献と健全なeスポーツ文化の創造を目指します。主な研究テーマとして考えられることは、スポーツパフォーマンス領域ではeスポーツによる脳の活性化、ストレスホルモンとの関連、ハイパフォーマンスを引き出す栄養摂取、睡眠などの休養戦略が挙げられます。ウエルネススポーツ領域ではeスポーツによる心身への影響、フレイル予防としての可能性などが考えられます。また、環境・スポーツ教育領域ではeスポーツによるまちづくりなどがあります。

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