グローバルビジョン・社会連携スポーツウエルネス学部

スポーツを通した国際交流

ボーダレスなフィールドでの国際交流

ブータンで体育指導をする卒業生

スポーツやウエルネスの分野は国境や言葉を超えたコミュニケーションを可能とすることから、スポーツウエルネス学部は国際交流に力を入れて推進していくことを検討しています。正課授業である異文化スタディでは実際に欧米や東南アジア、オセアニアなどのフィールドで国際交流や異文化を経験します。ある程度の参加費は必要となりますが、夏季あるいは冬季の休暇期間を利用して積極的に海外プログラムに挑戦してください。また、海外の大学や研究機関等に一定期間滞在して、研究活動あるいはトレーニング合宿などができるように、さらには海外でのキャリアを考えるきっかけになるようなプログラムを提供していきます。一方で、海外の研究者や優秀な指導者を招いてのワークショップの開催を予定しており、語学を身に付けることよりも諸外国の言語を使用して学ぶことができるように、グローバルな視点を身に付けてほしいと考えています。

STUDENT’S & OB’S VOICE

パラリンピック発祥の地でのボランティア活動
星河 賛美さん/2022年度4年次
留学先:イギリス


私は1年次の秋学期に、大学から紹介された車いすバスケの国際大会にボランティアとして参加しました。国籍やしょうがいの有無、性別、年齢に関係なく、1つの大会を作り上げていることに圧倒されました。また同時に、悔しい思い出もあります。私は英語に自信がなく、海外チームのスタッフに話しかけられ、上手く会話をすることが出来ませんでした。この出来事をきっかけに、スポーツを通じて国内外問わずさまざまな人と交流をしたいと思うようになりました。そして大学4年を休学しイギリスの特別支援学校で、体育教員アシスタントのボランティアを始めました。現在は、朝の9時から夕方5時までの週5日、6歳から18歳の身体しょうがいを持つ学生と過ごしています。主な活動としては、授業の準備、生徒のサポート、授業進行の補助です。水泳の授業では、学生のレベルに応じて理学療法士と共にハイドロセラピー、ミニゲーム、水泳の泳法練習など学生が主体的に参加できるレッスンを行なっています。また、お昼休みにはボッチャの大会を控えた学生の練習相手をしたり、テーブル・クリケットやボウリングをしたりしています。学生の多くは発話しょうがいがあるため、ネイティブでない私が上手く会話できるのだろうかと不安がありました。しかし、一緒にスポーツをすることですぐに打ち解け、手話やさまざまなコミュニケーション方法を生徒から学ぶことが出来ました。また地元の人とフットサルをしたり、国際色豊かな友人たちとトレッキングをしたりして楽しんでいます。私はこの海外での経験を通して、スポーツの持つ人と人とを繋ぐ力を実感しました。復学後は、スポーツの可能性についてより深く学んでいきたいです。
スポーツウエルネス学科での学びをきっかけにドイツ留学
加藤 森さん/2018年3月卒業
留学先:ドイツ


私は2016年に学部3年生を終えた際に休学し、1年間ドイツへ留学しました。留学を決めた理由としては、大学の講義でドイツのスポーツクラブが日本の部活や地域のスポーツクラブと異なる性質を持っていることに関心を持ち、実際に現地のスポーツクラブで活動したいと思ったためです。また、幼少期からフロアボールという体育館で行うホッケーに取り組んでいたので、海外のチームでプレーしたいという思いも留学を決めた理由でした。留学先での生活は非常に刺激的なものでした。私は留学期間中はシェアハウスで外国人と暮らしていたので、否が応でも互いの文化や価値観の違いを体感することができました。また、私が所属したクラブはいわゆる地域のスポーツクラブでしたが、サッカーグラウンド2面、体育館2つ、プール、テニスコート、トレーニングジム、バーが併設されている等々、加入初日にその規模の大きさに愕然としたことを鮮明に覚えています。フロアボールを通じて、友人ができたり、色々なところへ遠征したことも良い思い出となっています。帰国後は留学の経験を活かし、日本の地域スポーツクラブに関する卒業論文を執筆し、その後は修士課程へ進んで研究していました。私はスポーツウエルネス学科でスポーツに関する幅広い分野に触れる機会をいただき、専門で勉強したいと思える分野に出会うことができました。皆さんも自分の最も関心のある分野に出会い、海外留学にも興味があれば、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。もちろん、留学までの準備や帰国後の手続きなどに労力や時間を必要としますが、そうした苦労以上に一生の宝物のような、貴重な体験をすることができると思います。
※コミュニティ福祉学部 スポーツウエルネス学科の学生および卒業生

eスポーツに関する社会連携プロジェクト

立教大学をeスポーツで盛り上げよう!

eスポーツに取り組む東京ヴェルディの選手たち

立教大学スポーツウエルネス学部は、一般社団法人東京ヴェルディクラブなどと協力しながら、スポーツ科学、スポーツウエルネス学の知見を基に、よりよい街づくり、人づくりに資する研究開発や実証実験をeスポーツを題材に学部をあげて取り組んで行くことになりました。eスポーツ科学を通じ、eスポーツを「する」「みる」「ささえる」すべての人々に役立つ確かなエビデンスを構築し、それに基づく新たなサービスやプレースタイルを開発・普及することで、ウエルネス社会への貢献と健全なeスポーツ文化の創造を目指します。主な研究テーマとして考えられることは、スポーツパフォーマンス領域ではeスポーツによる脳の活性化、ストレスホルモンとの関連、ハイパフォーマンスを引き出す栄養摂取、睡眠などの休養戦略が挙げられます。ウエルネススポーツ領域ではeスポーツによる心身への影響、フレイル予防としての可能性などが考えられます。また、環境・スポーツ教育領域ではeスポーツによるまちづくりなどがあります。

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。