石井 秀幸 准教授
(バイオメカニクス、スポーツ工学)
教員紹介インタビュー
2023/07/18
教員
研究内容
バイオメカニクス(生体力学)、スポーツ工学を専門分野とし、「スポーツパフォーマンス向上」「外傷・障害予防」「健康維持・増進」などに関わる身体動作の仕組みについて力学的・工学的手法を用いて研究しています。また研究においては、スポーツと医学と工学のコラボレーションを心掛けています。
最近は、有限要素解析によるコンピュータシミュレーションを用いた接地中の足部内挙動に関する研究、ボールと指先の接触解析をはじめとした手部に関する研究に取り組んでいます。研究に用いる機器・ソフトウェア・手法に関するキーワードは、モーションキャプチャシステム、ハイスピードカメラ、有限要素解析、医用画像、3次元形状抽出、筋骨格モデル、MATLAB、Mathematicaなどです。
最近は、有限要素解析によるコンピュータシミュレーションを用いた接地中の足部内挙動に関する研究、ボールと指先の接触解析をはじめとした手部に関する研究に取り組んでいます。研究に用いる機器・ソフトウェア・手法に関するキーワードは、モーションキャプチャシステム、ハイスピードカメラ、有限要素解析、医用画像、3次元形状抽出、筋骨格モデル、MATLAB、Mathematicaなどです。
主な研究業績
- Ishii, H., Sakurai, Y., Maruyama, T. Effect of soccer shoe upper on ball behaviour in curve kicks. Scientific Reports 4, 6067; DOI: 10.1038/srep06067 (2014).
- Ishii, H., Nagano, Y., Ida, H., Fukubayashi, T., Maruyama, T. Knee kinematics and kinetics during shuttle run cutting: Comparison of the assessments performed with and without the point cluster technique. Journal of Biomechanics 44(10), 1999-2003 (2011).
- Itoh, G., Ishii, H., Kato, H., Nagano, Y., Hayashi, H., Funasaki, H. Risk assessment of the onset of Osgood–Schlatter disease using kinetic analysis of various motions in sports. PLoS ONE 13(1), e0190503; https://doi.org/10.1371/journal.pone.0190503 (2018).
研究指導
大学院生への研究指導においては、大学院生自身の興味・関心を尊重します。よい意味での素人の発想を大切にしつつも、計測や分析を実行するために専門性の高い知識・技術を必要とする研究とすることを心掛けています。研究では最終的に論文を書くことが重要なので、査読付き学術雑誌に論文を掲載することを目標として大学院での研究に取り組んでいただきたいと考えています。
過去の修士論文題目
- 歩行中における足部横アーチ形状変化と足部凖剛性の関係(2022年度)
- ビーチフラッグスにおける起き上がり動作の環境別比較(2022年度)
- 野球の投球動作における肘関節内側にかかる負荷-手指とボールの高精度運動計測から導出したボール反力を用いた逆動力学解析-(2021年度)
- アメリカンフットボールの投球における指先接触解析手法の開発と妥当性検証(2019年度)
- サッカーのインステップキックのインパクトにおける膝関節負荷の定量化-オスグッド・シュラッター病発症予防にむけた基礎的研究-(2017年度)
- ランニングにおける腕振りおよび上体回旋運動が下肢動作に及ぼす影響(2017年度)
- 多様なスポーツ動作における運動力学的分析を用いたオスグッド・シュラッター病発症リスク評価(2016年度)
受験生へのメッセージ
大学院は研究をするところです。自身の研究論文を査読付き学術雑誌に掲載するという高い目標に向かって、一緒に研究に取り組めることを楽しみにしています。
※2023年インタビュー当時の情報です。
※2023年インタビュー当時の情報です。