土肥 美智子 特任教授
(ウエルネス医学)
教員紹介インタビュー
2024/05/09
教員
研究内容
私の専門は画像診断とスポーツ医学です。放射線診断学の専門医として、磁気共鳴画像(MRI)を用いてスポーツ外傷・障害の診断はもとより、脳の高次機能を可視化するfunctional MRI、 温度計測画像、椎間板ヘルニアやがんを治療するインターベンションを行ってきました。
また同時に日本スポーツ協会公認スポーツドクターとして、日本サッカー男子および女子代表チームのチームドクターやオリンピック選手団のチームドクターで、多くの現場に帯同しています。その中で、トップアスリートに対する現場で役に立つ臨床研究を行っています。特にコンディションに関する研究で、リカバリーに有用であるクライオセラピーの身体への影響、ドーピング検査時に有効的な水分摂取方法、また運動誘発性喘息に関する診断と治療、また女性アスリートのコンディションや産後トレーニングについての臨床研究を行っています。
また同時に日本スポーツ協会公認スポーツドクターとして、日本サッカー男子および女子代表チームのチームドクターやオリンピック選手団のチームドクターで、多くの現場に帯同しています。その中で、トップアスリートに対する現場で役に立つ臨床研究を行っています。特にコンディションに関する研究で、リカバリーに有用であるクライオセラピーの身体への影響、ドーピング検査時に有効的な水分摂取方法、また運動誘発性喘息に関する診断と治療、また女性アスリートのコンディションや産後トレーニングについての臨床研究を行っています。
【主な研究業績】
- Magnetic resonance imaging findings related to sacroiliac joint pain in high-performance athletes.
Mika Hangai, Koji Kaneoka, Michiko Dohi, Mamoru Niitsu, Takahiro Onishi, Kohei Nakajima, Toru Okuwaki
Journal of back and musculoskeletal rehabilitation
- Football-specific extension of the IOC consensus statement: methods for recording and reporting of epidemiological data on injury and illness in sport 2020.
Markus Waldén, Margo Mountjoy, Alan McCall, Andreas Serner, Andrew Massey, Johannes L Tol, Roald Bahr, Michel D'Hooghe, Natália Bittencourt, Francesco Della Villa …
British journal of sports medicine
- 競技会ドーピング検査における最適な飲水の種類と方法~女性アスリートでの検討~
土肥 美智子
日本臨床スポーツ医学会誌 30(1) 215-226 2022年1月
- Managing Travel Fatigue and Jet Lag in Athletes: A Review and Consensus Statement.
Dina C Janse van Rensburg, Audrey Jansen van Rensburg, Peter M Fowler, Amy M Bender, David Stevens, Kieran O Sullivan, Hugh H K Fullagar, Juan-Manuel Alonso, Michelle Biggins, Amanda Claassen-Smithers …
Sports medicine (Auckland, N.Z.) 51(10) 2029-2050 2021年10月
- Effect of transdermal estradiol therapy on bone mineral density of amenorrheic female athletes.
- Sayaka Nose-Ogura, Osamu Yoshino, Mayuko Kanatani, Michiko Dohi, Katsuyuki Tabei, Miyuki Harada, Osamu Hiraike, Takashi Kawahara, Yutaka Osuga, Tomoyuki Fujii
Scandinavian journal of medicine & science in sports 30(8) 1379-1386 2020年8月
- Intervention for Reducing Sleep Disturbances After a 12-Time Zone Transition.
Masako Hoshikawa, Sunao Uchida, Michiko Dohi
Journal of strength and conditioning research 34(7) 1803-1807 2020年7月
- タンク式クライオセラピー装置とチャンバー式クライオセラピー装置における 全身冷却療法(Whole-Body Cryotherapy:WBC)による生体反応についての比較
土肥 美智子, 大嶋 博也, 福島 将敏, 松林 武生, 中村 真理子, 星川 雅子, 田名辺 陽子, 遠藤 直哉, 鳴海 絵美, 山口 浩史 …
Journal of High Performance Sport 4 141-144 2019年
- 日本オリンピックアスリートにおいて喘息を検出するためのスパイロメトリの有用性(Impact of spirometry on determining the presence of asthma among Japanese Olympic athletes)
土肥 美智子, 小松 裕, 山澤 文裕, 赤間 高雄, 渡部 厚一, 藤田 淑香, 長谷川 絢子, 平島 美樹, 大田 健, 川原 貴
日本臨床スポーツ医学会誌 21(3) 670-677 2013年8月
- MR-guided percutaneous cryotherapy of malignant liver tumor under horizontal-magnetic open system: initial experience.
Michiko Dohi, Junta Harada, Takuji Mogami, Kunihiko Fukuda, Yoichi Toyama, Hideyuki Kashiwagi
Journal of hepato-biliary-pancreatic surgery 10(5) 360-5 2003年
- レーザー照射時におけるグラディエントエコーを用いた組織モニタリングの実験的評価
土肥 美智子, 三井田 和夫, 原田 潤太
日本磁気共鳴医学会雑誌 19(4) 269-277 1999年6月1日
研究指導
スポーツ現場での課題を見つけ出し、それを解決あるいは改善するための臨床研究を中心に行っていきます。
実践的な取り組み
日本サッカー男子および女子代表チームのチームドクターやオリンピック選手団のチームドクターとして帯同する現場で、ウェアラブルデバイスを用いてコンディション評価を実施したり、クライオセラピーを活用し有効なリカバリーや睡眠障害改善に取り組んでいます。
受験生へのメッセージ
サッカーをはじめスポーツ現場に興味ある方はぜひ一緒にアスリートのコンディションを考えて研究をしましょう。国際サッカー連盟(F I F A )や国際オリンピック委員会(I O C)など国際機関と医・科学的な研究連携のチャンスがあります。
※インタビュー当時の情報です。