一流のトレーナーが備えている「優しい想像力」
後関 慎司准教授
2024/06/20
教員
本学部に興味を持つ皆さんの中には、「将来アスレティックトレーナーになりたい」と考えている人もいるのではないでしょうか。ではアスリートを支える優秀なアスレティックトレーナーの方々にはある共通したスキルがあるのですが、何だと思いますか?最新のテーピング理論?医学的知識に基づいたトレーニングやストレッチのスキル?当然それらもありますが、答えは「優しい想像力」を持ち合わせていることです。
アスレティックトレーナーはアスリートが少しでも長くアスリートとして十分なパフォーマンスを発揮できるよう、また現役を引退した後、少しでも長くスポーツを楽しめるよう、様々なリスクからその人を守る、リスクマネジメントの専門家でなければなりません。私が専門とするリスクマネジメントとはアクシデントを未然に防ぐこと。もう一つはアクシデントが起きてしまった時の損失を最小限に抑えることがあります。
スポーツ現場ではスポーツ外傷・傷害の予防、救急対応、リコンディショニングなどになりますが、日常生活においても通じることが多々あります。思いもよらぬアクシデントに遭遇した時、その思いもよらぬという「想定外」をどれだけ「想定内」にしておけるか。それこそが「アスレティックトレーナー教育の本質」であります。
本学部は2024年4月から日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー資格の認定校となりました。しかし単にアスレティックトレーナーになりたい人だけでなく、あらゆる分野(教員・指導者・一般企業など)の仕事の場面で役立ち、さらに周りの人に安心感を与えるための資格であるので、たくさんの人に挑戦してほしいと考えております。なぜなら、この教育で身に付く「優しい想像力」は今後の社会で必要とされるからです。数年前、同じチームで仕事をしていたコーチから「自分の可能性は背中に書いてあるから、自分には見えない」と教わりました。皆さんの今は見えない可能性をしっかり見つけ、引き出すのが私たち教員の役割。是非、共に学び、思いやりの精神を養って未来への可能性を広げてほしいと思います。
アスレティックトレーナーはアスリートが少しでも長くアスリートとして十分なパフォーマンスを発揮できるよう、また現役を引退した後、少しでも長くスポーツを楽しめるよう、様々なリスクからその人を守る、リスクマネジメントの専門家でなければなりません。私が専門とするリスクマネジメントとはアクシデントを未然に防ぐこと。もう一つはアクシデントが起きてしまった時の損失を最小限に抑えることがあります。
スポーツ現場ではスポーツ外傷・傷害の予防、救急対応、リコンディショニングなどになりますが、日常生活においても通じることが多々あります。思いもよらぬアクシデントに遭遇した時、その思いもよらぬという「想定外」をどれだけ「想定内」にしておけるか。それこそが「アスレティックトレーナー教育の本質」であります。
本学部は2024年4月から日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー資格の認定校となりました。しかし単にアスレティックトレーナーになりたい人だけでなく、あらゆる分野(教員・指導者・一般企業など)の仕事の場面で役立ち、さらに周りの人に安心感を与えるための資格であるので、たくさんの人に挑戦してほしいと考えております。なぜなら、この教育で身に付く「優しい想像力」は今後の社会で必要とされるからです。数年前、同じチームで仕事をしていたコーチから「自分の可能性は背中に書いてあるから、自分には見えない」と教わりました。皆さんの今は見えない可能性をしっかり見つけ、引き出すのが私たち教員の役割。是非、共に学び、思いやりの精神を養って未来への可能性を広げてほしいと思います。
※本記事は「スポーツウエルネス学部 学部案内2025」をもとに再構成したものです。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
プロフィール
PROFILE
後関 慎司 准教授
[keyword]#アスレティックトレーナー #パフォーマンス #スポーツ科学
サッカー日本代表、新休操日本代表などのナショナルチームのほかJクラブチームのトレーナーを歴任。日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー。2020年より立教大学コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科特任准教授。2023年4月、現職。