中村 聡宏 准教授
(スポーツマンシップ教育、スポーツビジネス)
教員紹介インタビュー
2025/02/03
教員
研究内容
「スポーツの価値を言語化し、その実践を通してよりよいスポーツの世界を構築すること」、また、「よりよいスポーツの世界を活用することで、社会課題を解決し、平和で豊かなウエルネス社会を実現すること」をめざして研究・実践したいと私は考えています。そうしたなかで、私が関心を持って取り組んでいるテーマは大きく2つあります。
1つ目は、スポーツの本質的価値を哲学する「スポーツマンシップ」の言語化・理論化および、それを実践するための共育プログラム開発と社会への実装をめざしています。「スポーツマンシップ」は、誰もが聞き馴染みのある言葉ながら、いざ説明しようとすると難しいのが実情です。その言葉の意味を歴史的背景から明らかにしつつ、現代社会のニーズに照らし合わせながら再定義するとともに、その理解・普及と実践・推進を通して「よりよき人を育み、よりよき社会づくりに挑戦しよう」という取り組みを実践してまいります。スポーツマンシップは、スポーツの本質的価値であり、私たちがよりよく生きるため、よりかっこよく生きるために必要な要素ともいうべきものだと考えます。英英辞典『POCKET OXFORD DICTIONARY 』(1969年版)のなかで「sportsman」は「good fellow」と訳されているように、「sportsmanship」は単にスポーツをするために必要ということのみならず、「businesspersonship」や「humanship」ともつながる汎用性の高い概念です。この概念の普及・推進を通して、よき指導・コーチの現場・環境の整備、改善されたスポーツ環境を活用したよりよき教育のあり方の見直しなどを実践しながら、スポーツマンシップ共育の実践に取り組んでまいります。
2つ目は、こうしたスポーツの本質的価値であるスポーツマンシップを土台として成り立つ「スポーツ産業」「スポーツビジネス」のあり方についても実践的に研究することで、スポーツの社会的価値を高め、スポーツ界全体のさらなる発展に貢献していきたいと考えています。スポーツを通してより豊かでウエルネスな世界観をサステナブルに成立させるためにも、ビジネスの視点は欠かすことができません。一般的に、スポーツにおいては「する・観る・支える」という関わりが注目されますが、そうしたさまざまな関わりの中で、スポーツに関する価値を最大化することで多くのステークホルダーとの協働によりマネタイズすることを念頭に置きつつ、また、そのスポーツの価値を活用したさまざまな産業・ビジネスとの関わり・シナジーなどにも着目しながら、今後のスポーツ産業・スポーツビジネスのあり方、さまざまな課題の抽出とその解決方法、さらなる発展を考えていきます。
1つ目は、スポーツの本質的価値を哲学する「スポーツマンシップ」の言語化・理論化および、それを実践するための共育プログラム開発と社会への実装をめざしています。「スポーツマンシップ」は、誰もが聞き馴染みのある言葉ながら、いざ説明しようとすると難しいのが実情です。その言葉の意味を歴史的背景から明らかにしつつ、現代社会のニーズに照らし合わせながら再定義するとともに、その理解・普及と実践・推進を通して「よりよき人を育み、よりよき社会づくりに挑戦しよう」という取り組みを実践してまいります。スポーツマンシップは、スポーツの本質的価値であり、私たちがよりよく生きるため、よりかっこよく生きるために必要な要素ともいうべきものだと考えます。英英辞典『POCKET OXFORD DICTIONARY 』(1969年版)のなかで「sportsman」は「good fellow」と訳されているように、「sportsmanship」は単にスポーツをするために必要ということのみならず、「businesspersonship」や「humanship」ともつながる汎用性の高い概念です。この概念の普及・推進を通して、よき指導・コーチの現場・環境の整備、改善されたスポーツ環境を活用したよりよき教育のあり方の見直しなどを実践しながら、スポーツマンシップ共育の実践に取り組んでまいります。
2つ目は、こうしたスポーツの本質的価値であるスポーツマンシップを土台として成り立つ「スポーツ産業」「スポーツビジネス」のあり方についても実践的に研究することで、スポーツの社会的価値を高め、スポーツ界全体のさらなる発展に貢献していきたいと考えています。スポーツを通してより豊かでウエルネスな世界観をサステナブルに成立させるためにも、ビジネスの視点は欠かすことができません。一般的に、スポーツにおいては「する・観る・支える」という関わりが注目されますが、そうしたさまざまな関わりの中で、スポーツに関する価値を最大化することで多くのステークホルダーとの協働によりマネタイズすることを念頭に置きつつ、また、そのスポーツの価値を活用したさまざまな産業・ビジネスとの関わり・シナジーなどにも着目しながら、今後のスポーツ産業・スポーツビジネスのあり方、さまざまな課題の抽出とその解決方法、さらなる発展を考えていきます。
研究指導
大学院生のみなさん自身の興味・関心に寄り添いながら、課題発見とよりよき解決の実践へと結びつく研究に取り組んでいただけるように、ともに考えてまいります。
実践的な取り組み
スポーツマンシップに関しては、より多くの学びの場の構築や語り部を増やす仕組みづくりを実践的に行っています。またスポーツビジネスに関しては、アスリートのみなさんや彼らを指導するコーチのみなさん、スポーツビジネスにおける経営者・ビジネスパーソン、とりまくメディアやスポンサー関係者などへのインタビューや編集業務、また、リーグ・球団・クラブ、その他関わる多様なステークホルダーなど、ビジネスパーソンとの事業・イベントの実践など、社会とのつながりを意識しながら多様な活動を実践しております。
受験生へのメッセージ
スポーツやウエルネスに関わっていく上で、スポーツマンシップはその根幹となる概念としてあらためて重要視されつつあると感じています。この概念の根本理解をベースにしながら、よりよいスポーツ界の構築、スポーツの社会的価値向上、スポーツビジネスの発展など、広くスポーツ産業の発展に貢献したいというみなさんとともに、私も学び成長してまいりたいと思います。
※2025年インタビュー当時の情報です。