2025/09/12 (FRI)

「こどもだいがく~目に見えない世界を見てみよう~」
公開ワークショップ 開催報告

OBJECTIVE.

新座市在住の小学生3、4年生向け科学実験体験イベントとして『こどもだいがく』を開催した。本ワークショップは、科学に興味をもつ子どもたちの学びの場であるとともに、夏休みの自由研究にも活用できるイベントとして企画された。

内容

講義の様子

“目に見えない世界を見てみよう”をテーマに、顕微鏡を用いた微小な生き物の観察や、DNAの抽出実験を行い、普段は見えないミクロの世界に迫ることで、身近なものから科学の面白さに触れられるようなプログラムとした。
さらに、このワークショップを通じて親子で立教大学に関心を寄せてもらい、新座市民の皆さまに立教大学をより身近に感じていただく一助となることを目指した。
当日は17名の児童が参加した。
児童2名に対して1名の学生アルバイトが“お兄さん・お姉さん”役として参加し、児童たちと仲を深めつつ実験のサポートをした。
服部淳彦特任教授が中心として教壇に立ち、生命科学の簡単な講義や様々な実験を行った。
ワークショップの前半ではポケット顕微鏡を用いてチラシの表面やスマートフォンの画面を観察して色の三原色や光の三原色の世界を実体験したり、光学顕微鏡を用いてトマトやナスの表面を観察して細胞を実際に見たりした。
続いて後半では、DNAの簡単な講義の後に、凍らせた鶏のレバーをすりおろしてDNAを抽出する実験を行った。
最後に残った時間では様々な池の水を光学顕微鏡で観察し、プランクトン探しを行った。

顕微鏡による観察

DNAの抽出

事後アンケートの結果は、児童向けと保護者向けともに非常に好評であった。児童向けアンケートでは、『今日は楽しかったか』という質問に対して全員が“楽しかった”を選択した。最も関心が高かった実験として、過半数がDNAの抽出を挙げていた。
記述形式で募ったご意見として、“親元を離れての参加であったこと”や、“学生アルバイトの対応”、“子供1人につき1台顕微鏡が使えたこと”が評価されていた。また今後に対する要望として、“実験中の様子を配信してほしい”、“外に出て自分で採取した植物などを観察させたい”、“解剖や試薬を使った実験をしてほしい”などが挙げられ、次回以降開催する場合は一考の余地がある。

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