修了生の声
コミュニティ福祉学研究科博士課程後期課程修了 松長 大祐さん
2024/08/07
大学院生・修了生
大学院での生活・経験について教えてください
コミュニティ福祉学研究科では、石渡貴之教授のもとで研究活動に取り組んでいました。研究は、環境生理学や行動神経科学といった分野の内容であり、「自発運動と強制運動の比較」というテーマで研究生活がスタートしました。このようなテーマは、私が学部生の頃に経験した出来事から生まれたものでした。研究を進める中で、明らかとなってきたことは、運動は強いられる環境で実施する強制運動と比較して、自ら進んで実施する自発運動の方が脳内のセロトニンという神経伝達物質に影響を及ぼし、ネガティブな感情を抑制する可能性があるということでした。このような調査や実験に触れて研究の楽しさを覚え、博士課程前期課程の2年間では満足できなくなり、博士課程後期課程に進学して研究を続けることを決めました。大学院在籍中は、実験に没頭し、自身の研究テーマにじっくりと向き合うことが出来ました。また、大学院在籍中に他大学への採用が決まり、最終年度は少し慌ただしくしていたことを今でも思い出します。
現在の仕事やその他の活動について
現在は、大阪電気通信大学の健康スポーツ科学科に所属し、教員として勤めています。立教大学の学部生の頃から体操競技部に所属し、競技活動を経験してきたこともあり、スポーツ実技の科目として器械運動の授業を担当しています。講義科目では、生理学関連の科目と保健体育科の教員養成に関わる科目を担当しています。また、地元である奈良県の体操協会に所属し、審判として近畿エリアでの競技会運営にも携わっています。たまに立教大学体操競技部の試合のお手伝いにも参加させていただき、とても充実した日々を過ごすことが出来ています。
大学院と現在の仕事の関連について
現在の仕事は、私が立教大学に進学してから経験して身につけたことの全てが活かされています。学部生の頃に保健体育科の教員免許を取得するまでに学習したことや課外活動での経験、そして研究活動、全てがぴったりハマった業務内容です。今後は、さらにその枠を広げた活動ができるように頑張っていきたいです。
※2024年インタビュー当時の情報です。
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