卒業生のキャリア
OB・OG's VOICE
2024/04/20
在学生・卒業生
卒業生からのメッセージ
新しいことを積極的に学ぶ姿勢が仕事の現場でも生きる
安藤 大智さん/2017年3月卒業
勤務先:ミズノ株式会社
スポーツウエルネス学科の魅力は「先生方と距離が近い環境で学べる事」にあると思います。私は、休育会ボート部へ所属しておりましたが、勉強することで競技力が向上する楽しさを感じながら授業を受けていました。例えば、どうしたら筋量を落とさず減量できるか、スポーツ栄養学の研究室に伺い何度もご相談をさせてもらったり、ゼミはスポーツ心理学を専攻し、練習への向き合い方や正しい目標設定方法を学んだりと、本当に多くのことを教えて頂きました。
2017年に卒業した後はロンドンの大学院へ留学しました。留学を決めた最大の理由は、在学中にハマったスポーツ心理学の学びを更に深めたかったからです。実は英語は苦手でTOEIC500点からの挑戦でした。留学当初は上手にコミュニケーションが取れず辛い思いもしましたが、修士論文を書く傍ら、ポート発祥の地ロンドンで、オリンピックで活躍した選手たちと一緒に競技の活動ができるなどスポーツを通じて貴重な経験を得ました。また世界中に友人ができたことは、—生の宝物です。
現在はミズノ株式会社でデジタルマーケティングの仕事をしています。新しいことの連続ですが、大学時代に培った自ら新しいことを積極的に学ぶ姿勢が生きていると思います。大好きなスポーツに関わる仕事ができて毎日幸せです。
「する」以外のスポーツへの関わり方
稲葉 彩愛さん/2018年3月卒業
勤務先:東大和市立第五中学校
高校までは「する」という立場でしかスポーツヘの関わり方を考えていませんでしたが、スポーツウエルネス学科で、「みる」「支える」「知る」といった関わり方を学んだことが、現在“教師”という立場になって役に立っています。例えば、「みる」という視点でのスポーツヘの関わり方。東京オリンピックが開催され、実際にこどもたちがトップアスリートのパフォーマンスを目にし、スポーツヘの興味・関心が高まりました。 また、「みる」にも様々な視点があり、そのアスリートの過去から現在への歩みについて調べたり考えたりすることで、スボーツを通して社会の変容についても考えるきっかけを示すことができます。前回大会から2倍に増えた男女混合種目やLGBTQ+選手の活躍もこどもたちに考えさせるべきスポーツと社会の関わりの1つになりました。
大切な命を預かる教育現場で、さらに保健体育科というこどもの命に関わる教科でも自信をもって仕事に取り組めているのは、運動におけるパフォーマンスや、体の構造を理解した上で指導ができるから。また、「する」以外の関わり方を知り、様々な視点でスポーツの楽しさや奥深さをこどもたちに伝えることができています。これからも心身の健康のみにとどまらず、運動やスポーツを通して豊かな生活を送るためにウェルビーイングな授業展開を意識していきたいと考えています。
※コミュニティ福祉学部 スポーツウエルネス学科の学生
※本記事は「スポーツウエルネス学部 学部案内2024」「スポーツウエルネス学部 学部案内2025」をもとに再構成したものです。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。